インタラクション2009のVocaListener予稿を読んだ

2009年3月5日(木)〜6日(金)に開催されている情報系のシンポジウム。
VocaListenerぼかりす)も発表するので気になっていた。

インタラクション2009 プログラム
(A26) VocaListener: 事例を与えてインタラクティブに歌声合成できるメタ歌声合成インタフェース
中野 倫靖,後藤 真孝 (産総研)


自分は見られなかったけど、とある発表者から
予稿とデモ動画を見せてもらった。

軽く眺めた程度なので、あくまでご参考ということで。

今回新たに提案されたのは、下記2つの操作が可能な歌唱力補正機能らしい。

  • 「ダメ出し」・・・お手本歌唱と歌詞をもとに自動推定した音声合成パラメータ(VOCALOIDのパラメータ)のうち、違和感を感じた箇所を指摘すると再推定して別の候補を提示してくれる
  • ビブラート強弱の直感操作・・・お手本ビブラートを歌えない場合でも補正できる
表示画面の図がこちら。


(A)楽譜、(B)歌詞割り付けの時間対応付け、(C)お手本と合成音の音量
とのこと。(意訳)

自分の勝手な想像では、日本語入力の漢字変換みたいに次の候補が再計算されるイメージかな?

デモ動画は、『RWC-MDB-G-2001 No.91「大漁船」』をCV01(ミク)とCV02(リン)にそれぞれ歌わせたもの。
上手かった。指示操作量はどのくらいだったのか、興味がある。
これ(【KAITO】 大漁船 【ぼかりす】)と同じ曲。
「がくぽ」版も聞きたいなー。(発売元がちがうので別ルートの手続きが必要だろうけど)