未夢が未来の音に出会ったCEATEC
CEATEC JAPAN 2009を見てきたのでメモ。
所感とか、ヤマハの中の人に聞いた内容など。
展示内容・プレゼン・ステージの様子、VOCALOID3構想関係は、ニュースサイトや松尾Pがまとめてくださっているので、
そちらをどうぞ。
持ち込んだiPhoneで試して来た。YAMAHAのAPにつないで位置情報を取得。
エアタグの浮かんでいるアングルを探り当てるのに、ややコツが必要。
自分も一言残して来た。
今は、持ち帰ったエアタグをながめていることろ。
残念ながら、そのうち消えてしまう予定だそうで・・・
セカイカメラを使っていると、写真を撮ってるように見えるからか、周囲の人に気を遣わせてしまう。
微妙にゴメンナサイ。
未来を夢見るヒューマノイドが未来の声に出会った日
産総研のヒューマノイド「HRP-4C」(未夢)がヤマハのVOCALOIDとコラボ。
しかも、デモ音源「CV-4Cβ」は声優の中村繪里子氏提供(クリプトン協力)。
調べてみると、中村氏は絶対音感持ちらしいので親近感。声質は、ミクとリンの中間といった印象。
ぼかりす関係者@産総研は一連のコラボと直接の関係はなく、世間と同じタイミングで知ったと予想される。
ステージ最後の「ありがとうございました」で、未夢と中村氏がユニゾンしてて吹いた。
音を録る膨大なノウハウ
ブースのステージにて、ヤマハの剣持氏とクリプトン・フューチャー・メディアの佐々木氏は、音声収録のウラ話をご披露。
人間には物理的にも性格的にも色々個性があって、その一方で、録音で求められるのは安定した音源そのもの。
矛盾をいかに経験と工夫で埋めていくか、そのあたりのお話。
あらゆるノイズ要素を排除し、音声提供者の個性を見抜き、音声DB化したときの結果を予測して音声の採取条件・採取範囲を決定。
ときには、老若男女にわたる音声提供者のご機嫌をマネージメント。
話題のコスチュームは、ミク・めぐぽ合わせて13万円くらいらしい。めぐぽのコスチュームが一番似合っていた気がする。
実機で採寸した特注品なのでサイズは不明だけど、人が着られる無理のない設計になっているとのこと。
まあ、放熱の関係で薄い生地らしいから人が着るには勇気が必要(笑)
未夢量産の暁には、コスチュームも一緒に用意してあげて欲しい。
それと、経産省ブースのステージで「ツンデレ」が語られるとは(笑)
Piano Lifelog
演奏データでリアルのピアノを鳴らせるので、遠隔授業に生かせそう。
個人的には、自宅で毎日練習してるピアノに、プロ演奏をダウンロードして楽しむようなアプローチに期待。
普及価格帯のアップライトでも、多少調律がくるっていても、その方がむしろ味がある。
出張ピアニストが弾いてくれる感覚。オサレめの飲食店にも良さそう。
その他
参考
・ITmedia
CEATEC JAPAN 2009:ミク、めぐぽ、春香――3つの歌声を持つヒューマノイドに会ってきた
新VOCALOID「CV-4Cβ」、CEATECで歌う 声は中村繪里子さん
CEATEC JAPAN 2009:「ワールドイズマイン、歌います!」 ヤマハ、"しゃべる"VOCALOIDロボ公開
・CloseBox and OpenPod(松尾Pブログ)
VOCALOIDの記事、また書きました
CEATEC最終日メモ:CV-4Cβさん、watさん、剣持さん語録の一部
・Impress
【CEATEC JAPAN 2009】ヤマハ、自動演奏ピアノでiPhoneやセカイカメラ、女性ロボと連携
CEATEC JAPAN 2009 「HRP-4C 未夢」が「初音ミク」姿で歌う、ヤマハと産総研がコラボ
「CEATEC JAPAN 2009」のロボットたち 〜今年はロボット出展も少なめ