DCAJコンテンツ知財権セミナーがみっくみくに(後編)


DCAJコンテンツ知財権セミナーがみっくみくに(前編)
からつづく。

さて、ここからはデモと言う名のみっくみくパート。

剣持さん「ここからは、1初音ミクファンとして……」に始まり、

  • 名機DX-7がモチーフ

等々を熱く語りはじめる。

ニコニコ動画で創作が誘発された事例として、ご自身も大好きな「みくみくにしてあげる♪」が登場。
(着メロに設定したり、カラオケでよく歌うとのこと)
昨日時点で388万再生、当日時点で389万再生、とチェック済みなあたりは(笑)

初音ミク】みくみくにしてあげる♪【してやんよ】








(1コーラス再生)

この「静止画」+「音楽」から派生したコンテンツとして、3DPVを紹介。

3DみくみくPV♪








(最後まで再生)

人間が歌ってみた事例も紹介。
(個人的には、この時点でどれだけの人がついて来れてるか心配に……)
さらに、方言バージョンとして、鹿児島弁を紹介。

初音ミクに「みくみくにしてあげる♪」を鹿児島弁で歌ってもらいました


(最後まで再生)

その他、20以上もの方言をずらずらとリストアップ。「ご当地ミク」タグが付いている件について。
(「ご当地ミク」タグはクリプトンの伊藤社長もご存じでなかったようで)

都合、何度もみくみくのサビが流れるという前代未聞の講演に!(いい意味で)

最後にFAQ(→岡田記者の記事を参照)に触れて終了。


セミナー後の懇親会で、剣持さんとお話することができた。
ブログに書く旨はOKもらったので、書ける範囲でつらつらと。

私は、インタビュー等を見て『剣持さんはリアルタイム演奏機能に思い入れがあるのでは?』という感触を得ていたので、それを聞いてみる。
剣持さん「実は結構大変だったんですよ!」
私が、『リアルタイム演奏を流行らせたい』との野望(笑)を伝える。
剣持さん「ぜひ。」
と、心強いお言葉をもらった。これはもうやるしか。

あとは

  • リエーターに「ありがとう」を伝える方法
  • 初音ミクの人格
  • 「歌ってもらった」「歌わせる」という表現
  • 高音域→「かわいそう」、ヘロヘロな調整→「酔っ払い」
  • 心理的(精神的?)ソフトウェアプロテクト
といったことを、他の聴講者を交えつつ。

偶然にも、学生時代に所属していた研究室をご存知で、共通の人脈も発見。世間は意外と狭かった。


【追記】ニュースサイトでレポートがあがってきたので並べてみる

■「Mac版まだ?」「自分の声で歌えない?」――VOCALOID、よくある質問
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0803/17/news108.html
初音ミクは「権利者」か
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0803/18/news032.html
初音ミク作品の“出口”は 「表現」と「ビジネス」の狭間で
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0803/18/news074.html
■「初音ミク著作権ってどうなの?」販売元のクリプトン伊藤社長が講演
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/event/2008/03/18/18840.html